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ゼストは「護りたい。その想いを護る。」をミッションに、在宅医療・介護業界向けのSaaSを開発しています。

プロダクトマネジメントツール「Zeda」導入!選び方から使ってみた感想まで

こんにちは。「護りたい。その想いを護る。」というミッションを掲げている株式会社ゼストプロダクトマネジメントを担当している川添です。

このたび!ようやく!待望の!プロダクトマネジメントツールを導入しました。

今回の記事では、どういった経緯でツールを入れることになったのか、どうやって選定したのかについて赤裸々にご紹介します。

プロダクトマネジメントツールとは

プロダクトマネジメントツール」で検索すると「プロジェクトマネジメントツール」が出てきてしまうのですが、ゼストでは「プロダクトの現在と未来を把握し、次の一手を決めるためのツール」と捉えています。

具体的にはプロダクトロードマップを作成したり、フィードバックを集めて分析したり、必要な機能ごとにスケジュールやコストを管理したりできるツールのことです。

プロダクトマネジメントツール導入に至った経緯

昨年末くらいまで、ゼストには「スプレッドシートバックログ」「スプレッドシートの要望リスト」「Slackで送られてくるアイデアや要望」「GitHub上のissue」とアイデアや要望や機能に関するドキュメントがあちこちに点在している状況でした。

年末、がんばってNotionで要望・不具合を整理するデーターベースを作成して管理をはじめました。要望・不具合管理では特に優先順位をつけるのが非常に難しかったため、RICEスコアを使ってみることに。

しかし、レコード件数が100を超えたあたりからNotionの魅力でもあるサクサク感がなくなったこと、また、プロダクトロードマップのような中長期視点での管理には向かないということで、専用のツールを導入することになりました。

検討したプロダクトマネジメントツール

Notion

もちろん、現行のままでいくという選択肢もありました。

Product Board

海外のプロダクトマネジメントツール。ロードマップ作成、RICEスコアに対応した機能作成など、やりたいことはひととおりできました。英語版のみ。

Flyle

日本のプロダクトマネジメントツール。機能的にはやりたいことがだいたいできるし、その後に受けたウェビナーのクオリティも高く、心がグラグラ揺れ動きました。

Zeda

海外のプロダクトマネジメントツール。こちらも機能的にはやりたいことがだいたいできるようでした。英語版のみ。

Zedaに決めた理由

一番大きかったのは予算でした。ゼストの場合、英語に対する社内的なハードルはそこまで高くなかったので、お安めな海外製品にしようということに。そして、Product BoardとZedaを比較する中で、豊島さんがこんなページを発見。

zeda.io

なんと、自社と競合を名指しで比較している…。いかにも海外!

ちょうどZedaが大きめのアップデートをした直後だったこともあり、一定期間のフリートライアルを経てZedaを導入することになりました。

ちなみに、トライアルを開始するとデモ用のデータが入っていて初期設定しなくても簡単に使用感がわかるのもよかったです。

Zedaを使ってみた感想

まず、なにより、サクサクとした使い心地がとても良いです。Notionデータベースの数秒のローディングが当たり前になっていたので、「こんなにサクサクだったら、機能アイデアじゃんじゃん書けちゃうよ〜」ということで、早速手元に積み上がっていたアイデアや機能をどんどん移行していっています。

Zedaに用意されている機能は、「フィードバック」「Feature」「ドキュメント」「ロードマップ」「戦略プラン」「リリースノート」「顧客リスト」となっていて、私たちは主に「フィードバック」「Feature」「ロードマップ」を使う予定です。

「フィードバック」はダッシュボードから顧客の声を投稿することも、外部ツールと連携することもできます。Hubspotであればフィードバック投稿用のウィジェットを出現させられるので、社内からフィードバックを集約してアイデアをまとめていくということも可能です。

「Feature」では、Epic、Feature、Story、Taskに加えて、Bug、Improvementを作成できますが、今のところEpicとFeatureを使って今後の計画をまとめていっています。EpicにFeatureを紐付けることもできます。また、FeatureもEpicもRICEスコアを入力できます。

「ロードマップ」は、Featureで作成した内容をロードマップにプロットできます。ロードマップからFeatureを作成することもできます。

なお、ちょっとした不明点があってチャットで(英語で)問い合わせたら、「自己紹介もしたいし、ミーティングしない?」と打診があったのは意外でした。「英語で話すのは苦手なのでチャットかメールでいいですか?」と返信したら、その後なんと日本語で返信が来たのも好感度高かったです。

これからどんどん使いこなしていこうと思います!