ゼスト Tech Blog

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Google CloudのTech Acceleration Programに参加しました。

アイキャッチ

Google Cloud社のTech Acceleration Program(TAP)にご招待頂き、開発本部のメンバーで参加してきました。 本エントリーではTAPの詳細や参加した感想などについて紹介したいと思います。

Tech Acceleration Program(TAP)

TAPはGoogle Cloud社が提供している開発内製化を目指す会社や組織のためのアジャイル型の開発支援ワークショップです。

cloud.google.com

このプログラムでは開催中Google Cloud社のエンジニアの方がつきっきりで最適なアーキテクチャ設計〜プロトタイプ開発について、サポートしてくれます。

弊社では既に開発については、内製化されているため、新規プロダクトについてのアーキテクチャ設計検討やプロトタイプ開発について、3日間に渡り開催頂きました。

初日

初日はGoogle Cloud社の六本木オフィスでの開催でした。

午前中はアーキテクチャ検討をするにあたり、まずはビジネス要件やシステム構成の共有から始まりました。印象的なこととして、ワークショップを始める前に、よりよいワークショップとするために、心理的安全性を確保する方法についての説明があったことです。心理的安全性の重要さを発見・実践している企業なこともあり、このような文化を大切にしている印象を持ちました。

ランチをはさみ、午後から本格的に今回対象とするスコープとアーキテクチャ検討について議論しました。 アーキテクチャ検討については、現在の要件を満たしつつ、将来的な拡張性も含めて検討し、またそれを実現するGoogle Cloudのサービスの組み合わせについても検討しました。

2日目

2日目は渋谷オフィスでの開催。

エイプリルフールで紹介されたデバイス
エイプリルフールで紹介されたデバイスが展示されていました。

前日に検討したアーキテクチャについて、プロトタイプをモブプロで作成します。

プロトタイプでは利用するそれぞれのGoogle Cloudのサービスについて、まずはサンプルで動作を確認してから、ミニマルな実装へと進んでいきました。また、定期的にタイピストを交代しながら進めたこともあり、これまで利用したことがないサービスであっても、メンバー全員が理解を深めながら実装することができました。 モブプロ実践においては、Cloud Workstationsを利用しました。各個人で環境を用意する必要がないため、スムーズに進めることができました。

起動すると、ブラウザ上に見たことのある画面が広がります。

cloud.google.com

3日目

3日目は再び六本木オフィスでの開催でした。

3日は前日に引き続き、モブプロを進め、プロトタイプの完成を目指します。 モブ側でAI Chatツールを駆使しながら、タイピストのコード作成を支援するというチームワークで進めたことで、無事完成までもっていくことができました。

モブプロの風景

完成後、少し時間があったため、今回のプロトタイプの対象から外れていたGoogle Cloudのサービスについてもご紹介頂き、全員で利用方法について理解を深めました。このあたりも大変柔軟にご対応いただきました。

最後に今回のTAP全体の振り返りを行い、よかったところ、学びになったこと、改善点などについて確認しました。

TAPに参加した感想

Googleのエンジニアの方がドメインを理解した上で、アーキテクチャの検討からプロトタイプの作成までサポートして頂けるので、より弊社のシステムに適した形でGoogle Cloudのサービスを利用できるようになりました。

Google Cloudのサービスについて、ちょっとした疑問や同様な機能を提供するサービスについてどちらを選択したほうが良いのか等の質問も、その場で詳細な回答を伺うことができるので、Google Cloudに不慣れなメンバーもこの3日間で各サービスについて理解を深めることができたと思います。

TAPの充実した内容はもちろんのこと、ランチの時間での美味しい社食やオフィス内カフェもTAP中の楽しみの一つでした。

カフェ

最後に

Google Cloud社の方々には期間中とてもホスピタリティ高くサポートして頂き、非常に充実した3日間を過ごすことができました。この場を借りてお礼申し上げます。

この貴重な機会を活かし、プロダクト開発を加速していきます!